2020/01/10背景変更 裕次郎灯台

美術鑑賞会で朝倉彫塑館と芸大美術館を見学しました

 10月24日(土)第9回美術鑑賞会として日暮里にある朝倉彫塑館と上野にある東京芸術大学大学美術館(芸大美術館)を訪問見学しました。参加者は美術鑑賞クラブの細野部長以下、柳生、林、西山、山村、斉藤、小川、足立の総勢8名でした。JR逗子駅に10時集合、横須賀線で新橋下車、山手線で日暮里駅に行き、北口改札を出て駅前からの御殿坂を下り5分程歩いて朝倉彫塑館に着きました。入り口左には真弓の木が赤い実を付けていました。

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 ここは彫塑家朝倉文夫のアトリエと住居だった場所で朝倉の「墓守」他の作品や遺品、蔵書(洋書は恩師岩村透の書)、コレクション以外に和洋折衷の建物・庭園を鑑賞しました。洋式建物内部に作られた日本の数寄屋風の建物は神代杉の天井、障子の胡麻竹の桟など素晴らしく、3階建て建物の屋上庭園には根が横に這う特性を持つとはいえオリーブの巨木があり驚きました。現在台東区の施設になっていますが建物が国登録有形文化財に指定され敷地全体が国指定名勝となっていました。

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 木、石、土、金属などを彫り刻んで、物の像を立体的に表す彫刻(カーヴィング)に対し、可塑性素材を盛りつけて形を作る技法を彫塑(モデリング)といいますが、彫塑で作られた作品が塑像で朝倉文夫の人物や猫等多くの作品を鑑賞しました。

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 逗子の披露山公園駐車場に尾崎行雄の記念碑がありますが、この記念碑中央にあるのが朝倉文夫作の尾崎行雄の顔の彫像です。また2年程前全国校友大分大会に参加した際、大分県内観光のため調べた中に豊後大野の朝倉文夫記念館がありました。この時は豊後竹田の岡城見学を優先したため寄れなかったことが心残りでしたが、この思いを払拭することが出来ました。

 ここを出て谷中ぎんざ商店街を見物、昼食として「食彩ワイワイ村」でビールを飲んで焼きそば・煮込み・味噌こんにゃくを食べましたが、この味噌の味がこれまで味わった中で最高で追加注文しました。店の方(総括部長佐野将巨さん)に隠し味を聞いたところ教えられないが祖母秘伝とのことでした。

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    タクシーでアメヤ横丁入り口で降り、そのまま上野公園広場を横切り芸大美術館に行きました。

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 2年前に逗子の郷土史家黒田康子さんの夫 曻義さんが発見した「興福寺の仏頭」の特別展がこの美術館で開催されたのを聞いていましたので、係員に話し当時のチラシをもらい仏像の彫刻を趣味にしている林一雄さんにも渡しました。この日は「モザンピークの平和構築 武器をアートに」と銘打って戦争終結後回収されて破壊された武器の残骸を材料とした鉄の作品展を見学鑑賞しました。二度と見ることは無いという貴重な思いが残りました。正木記念館前庭のロダンの作品を見て、その後山手線の陸橋を渡り夕食のため豆豊料理「根岸笹乃雪」に行きました。

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  ここでは豆腐の字は使わず豆富を使っていました。冷奴・二碗のあんかけ豆豊・胡麻豆豊・豆乳蒸し・うずみ豆豊・豆豊アイスを味わって帰ってきましたが、日本の美とアートについて認識を新たにした一日となりました。鶯谷乗車、上野で乗り換えそのまま横須賀線で逗子に戻りました。