2016/04/30 湘南国際村

天皇誕生日に第19回クラッシック鑑賞会を開催

 12月23日に本年最後の鑑賞会が柳生宅の特別鑑賞室(リスニングルーム)で開催され、9名が参加し、テーマの「ヴィヴァルディ」の曲を心ゆくまで聴いた。
 いつもの様に柳生さんから素人にも判るように資料まで準備いただきJ.S.バッハに影響を与えたといわれるルネッサンスバロック期のヴィヴァルディの生い立ちや作品を判り易く丁寧に解説いただいた。その後に博識の足立さんや林さんがヴィヴァルディの父が理髪師で当時理髪師は外科医でもあったこと、理髪店のシマ模様の目印3色の意味などを含め音楽の面白さを補足説明。その上で待望のイ・ムジチ合奏団フェリックス・アワヨ独奏のフィリップスLPステレオレコードで静かに聴き入った。ヴァイオリン協奏曲「和声と創意への試み」の中から春・夏(4楽章)・秋・冬の合計13楽章の「四季」のテンポの速い近代的ともいえる美しい音色を耳に寿司をつまみ美酒をいただきながら楽しんだ。 

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 冬章が終わった時、砂山さんが突然に切り出した。「本日参加したのには訳があ
る・・・」「ヴィヴァルディの四季には忘れがたい想い出がある。私の想い出深い曲だ。」「実は・・・。」参加者はどんな話が飛び出すのかと、鑑賞室は一瞬シーンと静まり返った。
 砂山さんから紹介されたエピソードは、メーカー勤務時代に音響責任者に任命され、
不振だったステレオを工夫に工夫を重ねネーミングを変え、経団連会長までやった誰もが知る当時の社長を動かし大ヒット商品に育て上げた時に、使用した曲が「四季」であったという。当時、砂山さんはデモ演奏で使用したので、いつも春章だけで終っていたが、今回は文字通り春・夏・秋・冬の「四季」を心ゆくまで鑑賞していた。

 参加者は砂山さんのエピソードと共に存分に楽しんだ。足立さんから砂山さんに恩ある経団連会長までやった元社長は鎌倉の立正安国論寺に眠っているので一度詣でてはと勧められていた。

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 「四季」の後、ヴィヴァルディならではのマンドリン協奏曲、ピッコロ協奏曲を鑑賞した。明大マンドリン倶楽部の演奏で聴くトレモノ調の弾き方と異なり新鮮な調べで、またオカリナのようなピッコロの調べを堪能した。
 ヴィヴァルディについてどんな質問をしても、若かりし時からクラッシクを極めた柳
生さんはいつもの様に判り易い即答、質問者もナルホドの連続でした。クラシック柳生教授、何でも知ってる足立准教授、幅広い博学の林名誉教授の素晴らしい解説を聞きながらのヴィヴァルディの演奏は本年を締めくくるにふさわしい歳末鑑賞会であった。

 ひつじ年の最後の鑑賞会ということと、天皇誕生日であったこともあり、ヴァイオリンの弦がガット(羊の腸)で作られていたこと、天皇陛下はチェロ、皇太子殿下はヴィオラを演奏されることと、皇后陛下皇太子妃はピアノを演奏されるが、秋篠宮妃殿下はオーストリア在住時代に習われたオーストリアの伝統的な弦楽器チターを演奏されることなども話題に出た。(佐藤 記)