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2016/04/30 湘南国際村

「十三夜のお月見会」も参加しました

   10月25日(土)午後6時から東逗子駅前のスズキヤ2階にあるモダンバレー教室“スタジオ955”で「十三夜のお月見会」が開催されました。前回の「中秋の名月のお月見会」のあと「十三夜のお月見会」をしないと片月見になって良くないとのことで実施となりました。当支部会員の三武豊蔵・八桑みどり夫妻の運営する場所で、前回に続きみどりさんが教えているストレッチ体操の生徒さんやサロンナナのお客さんに交って明大校友会から前回参加の森、西山、小川、足立の4名に新たに林さんが加わり5名参加でした。

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 前回中央にあったススキの入った大きな花瓶は、窓側に置かれた金屏風の前に飾られていました。テーブルはコの字形にセットされ窓側から中に進み出れるようになっていたので、みどりさんの舞の披露が楽しみに思われました。入り口上部の壁には阿修羅の写真が飾ってあって、月を食べて月蝕を起こした後、悔い改めて月を守る神となった阿修羅をご存知かと三武夫妻の心配りに感服しました。阿修羅 の手は6本で明治として参加したのは三武さんを入れれば6人だったのこの面でも良しとしました。西山さんは六大学野球の明法戦観戦の帰りで寄られましたが明治が破れ優勝はお預けでした。 

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 前回あったお団子は無く(本来13個供えてもよい)、ススキにも特に十三夜らしく背の低い色の付いた菊などの花は添えられていませんでしたが、みどりさんは白地に秋の野の草花のような絵柄模様の着物姿で紫紺の帯をされ、一番弟子の立教の歌子さん?も花柄ドレスで参加されておられました。アサヒビールそしてお月様との繋がりを強くすることを願ってか、つるものの葡萄のワインや秋の花 菊を思って菊正宗を飲み、エビチリ,ムール貝・サーモン・トマト・ピーマンのイタリア風料理に里芋の煮物等々みどりさんの料理を食べ歓談。頃合いを見て十三夜にまつわる解説を小生から述べ、林さんが補足、次いで西山さんから十三夜の別名である栗名月に因む良寛の和歌と眞山民の漢詩「山中の月」の詩吟披露がありました。 

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 また参加者から「月の砂漠」、「十三夜」の歌が出て、小川さんも「テネシーワルツ」を歌っています。この歌は昔パティー・ページが歌っていましたがアレゲニーの山に降った雨がテネシー川に注ぐことを考えるとページの『アレゲニーの月」も併せて歌っていただければアメリカ東部の月見につながったのではと思います。十三夜の月が椰子の実の形をしているとの話が出て、すぐ歌子?さんが「椰子の実」を歌ってくれました。島崎藤村柳田国男伊良湖岬に話題がすぐいくなどさすが風流人の集まりの感を強くしました。

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 着物姿のみどりさんの新内節に合わせた能風の舞披露は、前回ドレス姿でのモダンバレーが手の動きに注目したのに対して、今回は足のはこびを堪能しました。踊りの後に黒檀?のカスタネットの披露をいただいたのには驚きました。カスタネットとは栗のことなので、これも実り秋の栗を供えないで奥ゆかしい風情が醸し出されていました。 

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 小生年を取るにつけ足が上がらなくなって摺り足になっていますが、みどりさんの舞には力強さと緊張感が漲っていて十三夜のお月見会に参加できた喜びを新たにしました。旧暦10月10日(11月21日)に十日夜(とうかんや)という月見があるそうですがこれも開催してほしいと思います。

  なお葉山町名誉町民に詩人、歌人フランス文学者の堀口大學さんがおられましたが、雅号が十三日月でした。これは池之端の柘植櫛を販売する「十三や」から取ったらしいとのこと。九+四(くし)のシャレですが葉山町民には十三夜の月は祝ってほしいので森さん、西山さん参加して良かったですね。

「十三夜の月」の解説にあった月に因む歌及び朗詠の歌を記しておきます。

  • 俳句 

泊る気で ひとり来ませり 十三夜    与謝蕪村

そば花は 山にかくれて  十三夜    小林一茶 

 ・短歌(十三夜を詠んでも十三夜を入れていない)

ももしきの大宮ながら八十島を みる心地する秋の夜の月   醍醐天皇

雲きえし秋のなかばの空よりも 月は今宵ぞ名におへりける  西行法師

長月の今宵の月の影みれば 足らでもことは足る世なりけり 秋園古香

月よみの光をまちてかえりませ 山路は栗のいがの多きに  良寛 (西山さん朗詠) 

 ・漢詩 (題・九月十三夜) 

霜は軍営に満ちて秋気清し 数行の過雁月三更  越山併せ得たり能州の景

遮莫(さもあらばあれ)家郷 遠征を憶う         上杉謙信

  漢詩  (題・山中の月) 詩は「中秋の名月のお月見会」で記載のため省略

                               (西山さん朗詠)