2016/04/30 湘南国際村

松下政経塾の見学会を開催しました

 平成28年7月28日(金)、当支部幹事でパナソニック客員である佐藤嘉信さんの薦めで茅ヶ崎市汐見台にある「松下政経塾の見学会」を開催しました。参加者は10名が名乗り出て、あと5名は大丈夫との話で当支部にメール番号を登録している比較的若い 方に呼びかけを行いましたが、平日でもあり参加者は増えませんでした。

 それでも当日JR逗子駅9時に砂山、西山、仲内、森、山村、川崎、足立、小川、佐藤の9名が集合、辻堂駅で齋藤女史が合流してタクシーで5分程の所にある松下政経塾入口に着くと、楠の木並木の先にアーチ門が見えました。

 佐藤さんが広報担当の品川悦夫部長さんと連絡を密にしていただいていたため、アーチ門(加藤昭男氏の彫刻“明日の太陽”あり)の前で品川さんと小坂香澄さん(若い女性の方)の出迎えを受けました。

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 門を潜り右手に白いハマユウの花を横目に見て、卒業の時期には満開になるであろう桜の木を見ると、その先に平櫛田中氏監修、愛弟子である浜田泰三氏制作の松下幸之助さんの銅像が建っていました。建物は赤い屋根の洋風造りでギリシャエーゲ海といった地中海風の建物で統一されていて、高い「黎明の塔」の屋上に設置された鐘は大風の際に鳴るとのことでした。

 見学会は10時から12時までの2時間という予定で、最初は教室での説明でした。円卓の教室に入ると我々のための当日のプログラムと松下政経塾の案内冊子が10人分個々に置かれてありました。

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 品川さんの歓迎挨拶のあとDVD「建塾の理念」―松下幸之助が語る―、「松下政経塾紹介映像」―卒業生・現役塾生が語る―を見ましたが、一本目が終わった後、品川さんから松下政経塾の概要説明もあり、この教室では1時間半近くを費やしました。当日は夏休みのためか塾生の姿は無く、その後教室を出た所で研修一部の日下部晃志部長の紹介と挨拶を受け、松下幸之助塾主の著書を見た後、ゆっくり建物内部を品川さんに、また敷地内を小坂さんに説明していただきました。

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 庭は松下に因み多くの黒松(赤松は無し)が配置されていました。また松下幸之助さんが来られた際に朝『今日一日素直な心で無事にいかせて下さい』と心に念じた、というやや小高い場所で説明を受け、寝泊まりしたという茶室にも入り、床の間の「素直」の軸も座って拝見、ここで記念写真も撮っています。岡田乾電池 岡田社長の別荘だったため石灯篭などがそのまま残されているとのことでした。

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 その他質問等もあり終了したのは12時半近くでしたが、この施設内でしか販売していないという「松下幸之助のめざしたもの」―松下政経塾塾生への講話から―と題する本を購入して、松下政経塾を後にしました。

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   (松葉文様の中の中央に1つ大王松(3本)のように見えますが 左上の葉が

        重なっているだけのようです。やはりすべて黒松です)

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 その後、通りの向い側にある佐藤さん推奨の松下幸之助さんが利用していたという蕎麦司 “紅がら”に入って蕎麦を食べて暫し歓談しました。なおここの女店主は松下政経塾の入塾、卒塾式に来賓として参加されているそうで、話を聞きたかったのですがタイミングが合わず楽しみはまたの機会に残しました。

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 昼食後、近くのバス停「のぞみ学園前」からバスで辻堂駅に出てここで散会しました。なお、ここで辻堂の商店街に飲みに行ったグループと平塚へ行ったグループに分かれています。 

 円卓教室でのDVDでは、松下幸之助さんの教え(塾訓)にある「素直な心で衆知を集め、自習自得で事の本質を究める」を参加者はまずもって改めて肝に銘じたと思いますが、塾生になる年齢資格が22歳~35歳までということで、大部分の人が70歳を越えていたため、既にはるか昔に体得済だったのではと思いましたが、購入した本の中に『素直な心になるには幸之助さんですら35年で初段になった』ということなので体得はまだまだでしょう。4年間の全寮制による塾生は、現在18名で2年目の36期に明大卒の市川市出身の土屋正順氏がいました。29歳で明大に入学し卒業後、松下政経塾の門を叩いたわけで今後の活躍を祈らずにはおられませんでした。

 松下幸之助さんは、自分と同じく丁稚から身を起こした思想家で石門心学開祖の石田梅岩に倣い、PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出す一方、晩年は(84歳)は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだといいます。

 茶室に通じる庭には茶色の丹波鞍馬石と思える飛び石が配置されていて、丹波生まれの石田梅岩への松下幸之助さんの思いが頭をよぎりました。昭和54年に設立された松下政経塾については、我々の30歳代の時期で、高度経済成長期だったので「経営の神様」といわれた松下幸之助さんは身近な人物でもあり開校のニュースは耳にしてその存在だけは知っていましたが、すぐ近くにあっても見学したのは皆初めてでした。佐藤さんの言葉にあるように『塾の動向に強い関心と期待を寄せ充実した訪問』となりました。品川さん、日下部さん、小坂さんお世話になり有難うございました。