2020/01/10背景変更 裕次郎灯台

逗子でのカントリー・ライブを聞きに行きました。

 5月7日(月)のカラオケクラブ月例会のあと、同クラブ会員の小川幹雄さんから話があって、逗子なぎさ通りにある白沢歯科医院を会場とする逗子のカントリーバンド「ドリフティング・ダディーズ」の土曜ライブに小川、西山、足立、遅れて広瀬の4人で聞きに行きました。毎月第1土曜日17時30分から開催しているライブで、小川さんは6年程前から参加していて(一時不参加の時もあったそう)、米人を含め顔見知りの方々も多く英語の先生をしているボブさんを紹介してもらいました。この歯科医院は以前通院していたことがありましたが、待合室の通路側の壁の向こう側にライブ用の部屋があるとは知らず、ましてここでライブをしているなど思いもよりませんでした。飲食付きで参加費1,000円と格安で、早めに行ったので前から2列目に座り、缶ビールを飲みながら始まりの挨拶を聞きました。今回は128回目ということで、10年以上前から開催しているようでした。

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 メンバーはこのバンドのブログによるとバンマス・スチールギターの白沢勝沖先生、司会・説明・リズムギター・ボーカルをこなす蜂谷さん(黒いハットを被りウイリー・ネルソンの雰囲気)、リードギターの近藤さん、ベースギターの麻生さん、ドラムスの甲田さん、ボーカルのFukikoさん。受付をされていたがボーカルでもあった白沢なおみさん達で、スタッフの方達を含め50人は集まっていたと思います。

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  一部ステージは蜂谷さんの歌、そして声量を感じさせるFukikoさん及び白沢なおみさんの歌を聞き、暫し休憩で用意された飲食を取りながら小川さんの知人達と一緒に写真を撮ったりしました。

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    (後列左から 小川、ボブさん、Fukikoさん、足立)

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 二部ステージはゲストの方の歌を聞きましたが、Fukikoさんが英語を教えている女の子さん達や老若男女の方々で仕事の帰りに駆けつけていただいた方もおりました。小川さんの話では良く出演されている年配の方で毎回別の歌を歌われているという人もおられました

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 カラオケクラブでは、カントリー音楽を英語で歌うのは小川さんくらいで、覚えて歌いたいという気持ちはさすがに起こりませんが70歳を越えた年代としては懐かしい響きがあって聞く分には心地よい思いがして参加してよかったとの思いを強くしました。

 カントリー音楽といえば小さい頃聞いたカントリー&ウエスタン(米国の演歌と民謡?)で、映画音楽などのウエスタンが馴染み深い。米国音楽といえばその後のロックンロール、ソフトなホップソング、エレキサウンドのロックソング、ラップからヒップホップという言葉は耳にしていますがほとんど違いが判らない。一方カラオケで歌うブルースやフォークソング等はアメリカへの移民当時からと歴史は古いが判り易い。カントリー&ウエスタン歌手としてデビューした“かまやつひろし”さんや従妹の森山良子さんのフォークなど明大卒業(1967年)当時よく聞いていました。カントリーミュージシャンのジミー・ロジャーズやハンク・ウィリアムズの名前だけはかすかな記憶にある程度です。

 今年3月中頃、逗子葉山立教会の松田武久会長から3月26日(土)にレディオ湘南片山誠二“かくれたカントリー名曲特集”の放送があるとの情報をいただきました。残念ながらこの日は他の用事が長引いて聞くことができませんでしたが、片山誠二さんは昔、明大卒のホリプロ創業者堀威夫さんと共にロカビリーバンド「スウィング・ウエスト」を結成して活躍した寺本圭一さんに師事し、ホリプロからカントリーアーチストとしてデビューしていました。

 この記憶がまだ新しく今回のミュージシャンシップを持った「ドリフティング・ダディーズ」の方々の演奏と歌を聞いて「本物の音楽」に接した心地がしてアメリカの魂というカントリーへの思いを深めなければとつくづく感じた次第です。次回も是非参加したいと思っています。

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  熊本や阿蘇、大分で地震の余震が続く中、南阿蘇村の野外劇場「アスぺクタ

(ASPECTA)」で毎年秋にチャーリー永田さんが立上げた日本初の野外カントリーミュージックフェスティバル「カントリー・ゴールド」が開催されていると聞きます。今年開催が気になりますが、「ドリフティング・ダディーズ」のブログの中に阿蘇にも行かれ、また現在アメリカで最も著名といわれる女性カントリーミュージシャンのシャナイア・トウエインが本拠地としカントリーの聖地とも言われるテネシー州ナッシュビルにも行かれている記事が載っていました。このバンドは本当にカントリを楽しんでいるバンドという気持ちが伝わっていましたが、これを裏付けるものでした。

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 当日の歌は題名が判らないので小川さんに確認したところ「ジャンバラヤ」、「スイートメモリーズ」、「ヨーカム」、「カントリーロード」、「トップオブザワールド」それに4月6日に亡くなったカントリー界の大御所マール・ハガードを忍んで「スイングバックホーム」など数曲。一部ステージで10数曲でした。またナッシュビルには良く行かれたという小川さんから、私たちの頃、明治には軽音楽部に「カントリーケイパース」というカントリーバンドがありかなり上手でした。今でも活動中のようです。他に法政には「カントリーレンジャース」立教に「カントリーフレッシュメン」があり私の友人がドラムスでした。また会社時代の部下に神戸大学のカントリーバンドでバンジョウを弾いていたのがいて好きが高じて留年してナッシュビルに渡り、修行してビルモンローのステージに立っていたという猛者もいます。一度一緒にやろうと思っています。との余談もありました。

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 小川さんが「ドリフティング・ダディーズ」のバンドで歌う日が待ち遠しい。

逗葉駿台会お花見会を開催しました

 4月3日(日)10時~14時の時間帯に桜山中央公園で「逗葉駿台会お花見会」を開催しました。平成11年4月に六代御前山頂で第1回を開催してから第2回以降すべて桜山中央公園になりましたが今年は第14回目 でした。

 当日は9時現在で雨は上がっていましたが、空はまた降りそうな雲行きでした。何人かから実施の確認が入る中、担当役員の綾部さんから実施の決断が出てコンビニでおにぎりと飲み物を購入し前日までに用意した準備品を車に積んで会場に行きました。

                      (車は例年置いて帰り翌朝引き取り)

 会場では担当役員の豊田さんが場所取りでもブルーシートを敷かずに参加者が来るのを待っていましたので、昨年と同じく木の下にするか迷いましたが、雨が降らないのを願って芝生の上にしました。ブルーシートの上に赤い毛氈を敷き四隅に明大の小旗を差し込んで場所作りをする中、10時少し前には14人(豊田・綾部・足立・仲内・山村・柳生・林・石渡・日向・砂山・広瀬・川﨑・細野・根岸)が集まり、その後3人(西山・馬場・森)が加わって17名の参加となりました。今年は申年で、当支部が設立されたのが24年前の申年だったこともあり、「申年談義花見会」となり、過去の申年の出来事を記した資料が配られ、“申年は騒がしいことが起きる年”との思いを強くしながら会話に花が咲きました。

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参加者は高齢化していますが、各自弁当と飲物持参のところ、今年は例年になく料理や酒の差し入れがたくさんあって豪華な花見会になりました。初め頃は天候の心配もあり明治の花見会だけでしたが、空が明るくなる頃には多くのグループや家族連れも集まっていました。

 大人数の花見グループがいたので紙皿に「桜ばな  遠くはるかな  母しのぶ」と俳句を書いてチーズを入れて持参しました。期待したとおり 新しい紙皿に返歌「花咲けと 酒場の友と  咲けと酒」と書いて韓国で雨の日に食べるというチヂミを入れて持って来られました。お聞きしたところ飲み仲間のグループで、どうも逗子市桜山の『酒処かっちゃん』のお仲間のようでした。

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 又、若いカップルの方がハムスターを風船の中に入れて転がしながら近くに来られたのでしばし歓談して写真も撮りました。このブログ見て下さいね。

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配布資料に記載の一部添えておきます。

(1992年 平成4年申年)

  佐川献金疑惑で金丸信議員辞職

  PKO協力法案成立で自衛隊海外派遣が可能になる

  日本人初の宇宙士毛利衛さんスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ

  若山富三郎尾崎豊いずみたく長谷川町子中村八大近江俊郎大山康晴

   松本清張、稲葉修、嵯峨三智子、松尾和子太地喜和子岸洋子さんたち去る

  上記の方の生命を継いで明治大学校友会逗葉支部(現・逗子葉山地域支部)誕生

(2004年 平成16年申年)

  アテネ五輪でのメダルラッシュ(37個)

  5千円札の肖像画に初の女性、樋口一葉(1872年 明治5年申年生まれ)が登場

  新潟県中越地震 スマトラ島沖地震死者30万人 

他のグループが宴たけなわのなか、14時になったので明治の花見会は終了し一部の参加者は2次会で「すなっく舞」に行ってカラオケを歌っています。花見会で飲みすぎてここで寝ていた方もいました。花見会には「すなっく舞」のママも常連で参加していました。因みに他のグループの俳句を書いた紙皿はここに飾ってあります。

            

早稲田・立教・明治3校の親睦歌会を開催しました

 3月21日(月・祝日)逗葉稲門会歌謡クラブ、逗子葉山立教会歌会サロン同好会、逗葉駿台会カラオケクラブの3校のカラオケ親睦歌会を逗子郵便局前の「すなっく舞」で午後1時~5時まで開催しました。この親睦歌会は今年で第4回目でした。

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          (上記写真は立教会の秋谷さん提供)

 発端は5年前の東日本大震災の年、10月に3大学のグリークラブを逗子文化プラザに呼んで義援チャリティーコンサートを開催した縁があって、この時の幹事(稲門会戸名、立教会秋谷、駿台会桜井の各氏)が集まって慰労を兼ねて懇親をはかろうとの趣旨で翌年1月22日に3校歌会を開催したのが切っ掛けでした。確か戸名さんの呼びかけだったと思います。この時は1校7名ずつの総合得点で歌を競うと共に親交を深めています。結果は駿台会が1位となり、その後稲門会、立教会とも各校のカラオケの会で練習に一層励むようになり第2回を2014年2月8日、第3回を2015年3月14日に「すなっく舞」で開催し3校親睦歌会として定着しました。

 第1回の詳細記録は残っていませんが、第2回以降は個人別の歌から得点まで残っています。第1回から第3回まで総合得点で駿台会が1位でした。また最高得点は第1回が駿台会の足立さん(さすらい)95点、第2回が立教会の岩井さん(Take me home country roads」95点、第3回は駿台会の斉藤さん(愛のママに)98点でした。駿台会で98点がもう1人いました。(下の写真は第2回)

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 さて今回は当明治の駿台会が幹事役になり1校から選手5名、幹事2名の7名とし、三田会カラオケ同好会からゲストとして2名、これに審査役として東逗子駅前でボーカルスクールを開いている立教会の森真由美さん(元演歌歌手瑞ゆかりさん)が加わり総勢24名開催となりました。(実際は1名欠席で23名)。これまでの総合得点による勝負はやめて、機械点数と投票による感性点数(各選手1票投票・従って他校から最大10票)の合計得点の上位3人までを表彰し森さんに特別賞を決めてもらいました。結果は1位稲門会の山本さん(街のサンドイッチマン)97点(96+1)、2位立教会の平綿さん(真っ赤な太陽)95点(93+2)、3位立教会の小笠原さん(昔の名前で出ています)94点(92+2)でした。なお稲門会の五十嵐さんも(夢の途中)94点(93+1)でしたが3位の賞品は1個しかなく3位の次点でした。

 今回は駿台会が入賞できず総合得点で競った場合でも3位でした。1~3位以外の選手には森さんが付けた特別賞が手渡されました。なお今回初めて採用した感性点数は稲門会の佐野さん(流星ーいにしえの彼方へー)がなんと6票獲得していました。また参加賞としてスクラッチ宝くじが参加者全員に配布されましたが1万円以上当たった方はいませんでした。 

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 今回の選手は稲門会が五十嵐・佐野・大塚(じょんがら女節)・山本・高梨(翼をください)。立教会が井上(北の旅人)・平綿(真っ赤な太陽)・小笠原(昔の名前で出ています)・青山(なには情話)・岸野(男の背中)。駿台会が広瀬(希望)・西山(みちづれ)・日向(水割り)・菅野(霧にむせぶ夜)・斉藤(冬の駅)でした。

 (今回の幹事責任者で司会役だった山村さん談)

 4時間の長時間でしたが、幹事の皆様のご尽力により楽しく実施できたのではないかと思います。当日までの準備に7名で「夢」での2回の打ち合わせ、その後の「舞」でのカラオケ、メールでのやり取り等結構準備時間を費やしましたが、楽しい思い出となっています。皆様の外にも幹事のお手伝いをしていただいた方がおられますが、各校幹事のみなさまからお礼を申し上げてください。

 次回は「早稲田校友会」が幹事となりましたので、今回の「反省会」と次回の「実施要領」を近く実施したらよいのではないかと思います。次回は「慶応校友会」も参加した方が良いと思いますが、カラオケ部員が少ないということも聞いておりますので、どういふうに実施すればよいのか「慶応校友会」の方も出席いただいたらよいのではないかと思います。今後も「3校親睦歌会」が継続実施され、友好関係が深まることを祈念しております。 

 幹事は稲門会:五十嵐・大塚・(7人枠で)安達、 立教会:秋谷・石井、

    駿台会:山村・足立でした。

*賞の発表の後に森真由美さんと三田会:伊藤、田中両氏の歌披露があり幹事も歌って

 います。森真由美さん審査と歌ありがとうございました。「すなっく舞」のママには

 いつも感謝です。欠席された戸名さん次回歌を楽しみにしています。

明大校友会(逗葉)第14回 お花見会の案内です

今年の桜の開花日と満開の予定日がテレビで報道されるようになりました。

以下今年のお花見会のご案内をいたします。 

  日  時 : 平成28年4月3日(日)10時~14時

  場  所 : 桜山中央公園(逗葉高校の1つ手前バス停下車) 

  会  費 : なし (但し自分の弁当と飲み物を持参下さい)

  参加申込 : 不要 (開催時間内に自由に参加、退席下さい)

  同伴者  : ご家族、知人も参加自由です。

  趣  向 : ブルーシートに赤い毛氈を敷いてお待ちしています。

       その他  : 校友会行事の残った酒など持参していますが差入も歓迎。 

  問合せ  : 090-1810-0373 足立宛

 

                                       逗葉駿台会 桜狩りの栞 

( 逗葉駿台会お花見会にご参加の方は下記記載事項を心がけご参加ください )

1.持参品           (花見を盛り上げたいひと)

桜弁当――桜貝の螺鈿重箱などに入れ桜色の紐をかけ桜結びにしてあれば一層好ましい

1)ご飯――桜飯(醤油を使った茶飯、さくらめし)又は桜粥(小豆粥)

2)おかず

(海のもの)

イワシ又はキスの桜干し――開いてみりん醤油に漬けて干したもの

桜魚(ワカサギ又はアユ、さくらうお)のてんぷら

桜海老のてんぷら――駿河湾産の生きのよいものが好ましい

桜鯛の桜蒸し(白身魚を桜の葉を添えて蒸したもの)――瀬戸内海産の鯛が好ましい

蛸の足の桜煮――足を薄く輪切りにしてたれ味噌又はみりんと醤油で煮る

(山のもの)

桜島大根の煮付け

桜肉のかんずめ(野外のため馬さしはさける)

桜漬け――八重桜の花を塩漬けにしたもの又は大根、かぶ等を赤梅酢で漬けたもの

桜味噌――ゴボウ、ショウガ等を刻んでまぜ飴や砂糖で甘くした味噌

玉子焼き――黄色のたくわんで、玉子にみたてるのが好ましい

3)吸い物

桜海苔(オキツノリ)の吸い物

4)点心

桜餅――白玉粉・砂糖・小麦粉を使って薄く焼いた皮にあんを入れて巻き、塩漬けにした桜の葉で包んだ和菓子(関東風桜餅 向島長命寺のものが好ましい)

桜ん坊――かんずめでよい

桜湯――お茶代わり

5)酒

黄桜――黄桜というと清水昆のカッパが思い出されるので、キューリの摘みがあれば

               一層好ましい。

*お湯は現地で沸かす準備はしたい

2.出し物(酒宴をさらに盛り上げるために)

1)筝曲――桜狩[琴を弾いていただける人がおられれば赤い毛氈と琴は用意します]

2)謡曲――桜川[三味線の弾き語りがあれば好ましい。三味線はご持参下さい]

3)お話――サクラメント[イタリーを旅行された方のサクラメントのお話を期待して

                      います]

4)お話――桜料理[ホテルの料理長をされた方をご存知の方は是非ご同伴され、お話

                     を聞かせていただければ幸いです]

 出し物に対する御礼は、持参したお酒類とお料理および参加者の感謝の拍手に加え桜

    の木からの花ふぶきのみとなりますのでご容赦下さい。

           平成13年 4月 1日 作成     ( 文責 : 泰秀 )      

 

          逗葉駿台会お花見会の記録 

第1回 六代御前山頂 平成11年4月 3日(土)  9名参加   

      牛久、吉田、河合、遠藤、広瀬猛、石渡、日向、西山、足立

  特記事項:平正盛、忠盛、清盛、重盛、維盛と続く平家の六代の嫡流であった六代

  御前のため父桜梅少将維盛に因んで里人が鎮魂のため植えたと思われる桜を見なが

  ら俳句を作り短冊に墨書して歓談。六代の子維重に思いを馳せる。帰路、広瀬猛さ

  んが転倒しパイプの口を胸で受け救急車で病院に運ばれるハプニングがあった。

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 第2回 桜山中央公園 平成12年4月 9日(日)  9名参加

      石川、遠藤、広瀬猛、田代、森、白石、西山、広瀬(敏)、足立 、

  特記事項:井筒親方(鶴ヶ峰)が犬の散歩で寄られる。その昔逗子7丁目に高島部

  屋(八甲田親方)ー白豊旅館かーがあり部屋に三根山、吉葉山がいた。

  戦前戦後2回逗子場所も開かれたことがある。

第3回 桜山中央公園 平成13年4月 1日(日) 11名参加

     石川夫妻、武田、桐島、広瀬猛、石渡璋、日向、宮沢、斎藤、 塩田、足立 

  特記事項:逗葉駿台会桜狩りの栞を作成配布。帰りは石段を下り山を降りて逗子ま

  でウオーキング。 

         (平成14年 ~平成16年は中断) 

 第4回 桜山中央公園 平成17年4月10日(日)  12名参加

     小山、遠藤、石渡璋、草柳、須田、森、宮沢、小見夫妻、広瀬(敏)、足立

  特記事項:花見の宴の案内が候文で出され初めて野点席が設けられた。酉年に因み  

  鳳凰の100円銀貨が12年の年を経て地中の甕から出され参加者に配られた。

  スナック季久乃のママからオデン差入れ。

 第5回 桜山中央公園 平成18年4月10日(日)  21名参加

    石渡璋、砂山、森夫妻、西山、山村、宮沢、川崎、広瀬(敏)、小見、長沢、

    足立、(すなっく舞)馬場愛美子、福本まゆみ、(立教会)岸野、周東夫妻、

    清水夫妻、田中、三枝

  特記事項:前年秋の逗子祭り立教会出店場で入手した大茶碗で野点小大名花見茶会

  を開催した。立教会岸野さん自宅のセラーから秘蔵のスペイン産ワインゼロ持参、

  風味を損なわないよう小声で賞味。

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 第6回 桜山中央公園 平成19年4月 1日(日)  16名参加

     小山、遠藤、広瀬猛、飯塚夫妻、間島、日向、森夫妻、西山、宮沢、小見、

     広瀬(敏)、足立、(立教会)岸野、田中、

   特記事項:新年会のワイン当てクイズに因み、お茶当てクイズとして野点茶カブ

   キまがい花見茶会を開催した。森勝美さんと小見洋子さんが全て当てる。 

 第7回 桜山中央公園 平成20年4月 6日(日)  19名参加

     小山、飯塚夫妻、遠藤、桐島、石渡璋、細野、仲内、森夫妻、豊田、山村、

     斎藤、川崎、広瀬、足立、(すなっく舞)馬場愛美子、友人伊藤・安達

  特記事項:1月20日葉山町長に当選した森英二さんを祝うお花見会ともなり、野点

  席で奥様がご主人にお茶を点てる場面もあった。(写真は別人)。茶せんを忘れ柘

  植の枝を代用したハプニングがあり、また逗葉駿台会俳句川柳花見茶会でもあった

  ので、参加された伊藤さんが森さん就任後初めて作れる歌として俳句の色紙をオー

  クションで200円払い入手されている。

      - - - - ゆく春を おしむが如き 花ふぶき  森英二  - - - -

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第8回 桜山中央公園 平成21年4月 5日(日)  17名参加

     石渡、日向、砂山、柳生、氏家、飯塚夫妻、森夫妻、西山、豊田、山村、

     川﨑、細野、足立(すなっく舞)馬場愛美子、福本まゆみ

  特記事項:第1回お花見会を開催してから10年の節目にあたり、又天皇皇后両陛

  下にとっても御成婚50周年を迎えられたため10年前と50年前の出来事を振り

  返って歓談し、舞のママ差し入れの ふぐひれで「ひれ酒」を回し飲みして桜を

  鑑賞しています。大勢集まっていた立教会さんからオデンと煮物を頂きました。

第9回 桜山中央公園 平成22年3月28日(日)  13名参加

   飯塚夫妻、森、石渡、豊田、西山、山村、綾部、仲内、宮澤、川崎、広瀬、足立

  特記事項:鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏が強風で根元から折れ蘇生努力がされているこ

  とから、無事の蘇生を願って神拝詞を石渡さんに読み上げてもらい皆で祓い給えの

  短拝詞を唱えて桜山の桜に祈願しています。また古稀を迎えられた参加者のお祝い

  もしています。  

 - - - - - 桜山中央公園 平成23年4月 3日(日) 

                 中止(東日本大震災のため屋外酒宴自粛)- - -

第10回 桜山中央公園 平成24年4月 7日(土)  22名参加

   石渡、日向、砂山、仲内、山村、綾部、杉山、桜井、川崎、細野、豊田、

   西山、広瀬、森、小川、柳生、林、三武、根岸、足立(すなっく舞)馬場愛美子

   (友人)安達

  特記事項:逗子葉山地域支部創立20周年祝賀花見茶会として開催。

  この年は前年3大学グリークラブ東日本大震災復興支援チャリティーコンサートを  

  開催した絆もあり立教、早稲田の校友会と同時開催している。明治は10時より、

  早稲田は11時より、立教は12時よりあくまでも個別開催だったが互いに顔をだして

  懇親を深めた。

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第11回 桜山中央公園 平成25年3月30日(土)  15名参加

  特記事項:明大中野キャンパスと明大ヨット部葉山合宿所完成祝賀花見茶会として 

  開催。当初4月6日を予定したが、開花が早く急きょ3月30日(土)に変更した。

  立教と同時開催となり懇親を深めた。早稲田は4月6日(土)のままで花が散ってし

  まい中止。

第12回 桜山中央公園 平成26年4月 6日(日)  16名参加

      石渡、砂山、仲内、山村、綾部、桜井、川崎、細野、豊田、西山、広瀬、

      森、柳生、足立、(すなっく舞)馬場愛美子

  特記事項:綾部さん持参のおでん鍋を囲みながら11月開催の明大マンドリンコン 

  サートの成功を誓う花見会となりました。また「花見」が「稲荷」であることの蘊

  蓄披露もありました。早稲田は3月29日(土)、立教は4月5日(土)で明治単独の

  開催となった。

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第13回 桜山中央公園 平成27年4月 5日(日)  15名参加

   砂山、石渡、仲内、山村、綾部、桜井、川崎、細野、豊田、根岸、柳生、林、

   広瀬、鈴木、足立、

  特記事項:戦後70年の年を迎え、戦前のお花見や若い頃の花見を偲ぶ花見会という

  ことで「桜とブラジャー談議」があった。戦後ワコールの桜色のブラジャーを逗子

  で作っていたことによる。花見は小雨の中、木の下での宴会となり集まった花見客

  は明治だけだった。早稲田は3月28日(土)、立教は4月4日(土)に開催でした。 

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第10回美術鑑賞会を開催しました

 美術鑑賞クラブは平成24年11月10日に第1回鑑賞会を箱根美術館とポーラ美術館で開催して発足後、この2月27日(土)横浜美術館での開催で第10回鑑賞会となりました。この美術館は平成25年7月に「プーシキン美術館フランス絵画300年」を鑑賞していますので訪問は2回目となりました。

JR逗子駅に細野、西山、仲内、林、山村、柳生、斉藤、足立の8名が10時集合、桜木町駅下車、ランドマークの建物から外へでると横浜美術館の正面広場は大きな噴水池が取り壊されて芝生と水場に変える工事中でした。

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 今回は現代日本を代表するアーティスト村上隆(1962年生れ)の現代美術を中心とするコレクションを初めて大規模に(400点展示)紹介するものでした。企画された細野さんの話では若者たちには今人気のアーティストで、お嬢さんにこの鑑賞会の話をしたところ70代の我々が観に行くということで驚かれたということでした。版画家でもある林さん以外は初めて聞く名のアーティストでした。

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 美術館に入ると大きなガラスケースに入った飛行機の残骸が目に入り、「特殊作戦艇メルカバ」とのことでした。多くの奇抜な彫刻・塑像・絵画等のコレクションを見て回りましたが、やはり曽我蕭白の「定家・寂蓮・西行図屏風」や北大路魯山人の陶器をみるとほっとする面もありました。

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 村上隆さんは海外にもコレクションを保管されているようで、展示に当たっては自前のスタッフで作業されているとのことでした。なお村上さんは掲示物の説明書きの中で「この展覧会は横浜美術館の館長の逢坂恵理子さんが居るから成立しました」と述べていました。 

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 横浜美術館コレクション展「神話とヌード」も鑑賞しました。説明書きに西洋では神話と宗教的物語に限ってヌードを描くことが許されていたということで、日本とは大きな違いを初めて知りました。モローや太田聴雨、小倉遊亀さんの絵等を鑑賞しました。

 美術館を出て建物の向側にあるマークイズの中にある店で軽く喉を潤して小休憩したあと、みなとみらい線横浜駅へ。ダイヤモンド地下街を抜け天理ビル出口から地上に出て本日の目的の一つでもある「九つ井横浜店」に行きました。

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 栄区田谷に本店がある「九つ井」は地名を店名にしたそうです。戦国大名北条氏鎌倉山に連なる戸塚一帯の山並みを戦略要地として玉縄城を築きましたが、麓の田谷のあたりはたくさんの泉がわき出ていたため飲料水として水番人を置きこのあたりを「九つ井」と呼んでいたとのことです。 

 ビル地下の横浜店で古式手打ちそばと天ぷらを食べながら、1回から10回までの鑑賞会を振り返りましたが、どうも記憶が蘇ってくるのは鑑賞会での食事をした場所でした。なお「九つ井」で使用される器は「九つ井陶芸工房」、ガラスは「九つ井ガラス工房」ですべて制作されていて「九つ井山の上ギャラリー」もあって個性溢れる作家の作品を紹介しているそうです。すべて本店の近くにあります。

 また前述の逢坂さんは「館長としてキュレーター(学芸員)として現代美術展を通じて表現したいこと」としてインタヴューに答えているインターネット記事もありましたので現代美術に関心のある明大OBの方は是非読んでいただきたいと思います。

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 村上隆の超巨大絵画「五百羅漢図展」が六本木の森美術館で開催されている案内もありました。この作品は日本中の美術大学から200人超といわれる大勢のスタッフを集めて完成させたとのことです。

 

2月28日(日) 第20回クラシック鑑賞会を開催しました

 平成23年4月3日に第1回クラシック鑑賞会を発足してドビュッシーの曲を聴いた。いつまで続くかと心配されたクラシック鑑賞会が無事に第20回目を迎えることができた。人間で言うなら成人式だからもう心配はいらない。
 会場は柳生宅の特別鑑賞室(リスニングルーム)でこの家の主の秘蔵のLP/ドーナッツ/SP/CD/DVD/などの他あらゆるオーディオ機器に囲まれた中で開催され、柳生さんをいれ8名の参加となった。

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 最初にいつもとは異なって、オーケストラの仕組み(96人の楽器の編成)について中山さんが写真入り資料を配布して解説し、ドイツで331年前の2月23日に生まれ、イギリスで1759年に亡くなるまでヘンデルについての説明があり、またヘンデルが劇場用の音楽を主として作ったためオペラとオラトリオの説明もあり、我々は中山さんがこのような知識を持っていたことに脱帽した。
 それに続き足立さんから、まだピアノが無かった(チェンバロの時代)バロック期を代表するヘンデルはバッハと同じ1685年生まれで、この年日本では徳川5代将軍綱吉が「生類憐みの令」を出し、生類は犬、猫、鳥、魚類、貝類、虫類などにまで及んだと補足の解説。
 それだけで終わらず、真打の柳生さんからヘンデルの人生と特に有名で頻繁に演奏される曲それぞれの特徴を丁寧に解説いただいた。


 ドイツで生まれたので正式名は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルだが、彼は生涯の約3分の2をイギリスで過ごし、イギリスでの活動歴が圧倒的に長いことから、英語名ではジョージ・フリデリック・ハンデルと呼ばれ、イギリスの作曲家だとする意見もある。ヘンデルの父親ゲオルクは宮廷つきの医師のため、ヘンデルが音楽の道を志したのに父親は反対し、ヘンデルはそれを押し切って音楽の道を選び、ドイツから出てイタリアに留学し、1727年には正式にイギリスに帰化し、1759年体調の悪化により死去。74歳であった。生涯独身だった。
 この点、先祖代々音楽家の家庭に生まれ、生まれた時から音楽家になるべくして育てられ多くの子に恵まれ、教会音楽で活躍したバッハとは対照的な境遇だった。ヘンデルが生まれたドイツ中部のハレはバッハが生まれたアイゼナッハから約130kmに位置するが二人は会うことはなかった。

今回鑑賞した曲は、

① 管弦楽組曲《水上の音楽》。
(イギリス王室のテムズ川での船遊びに際して演奏された。)

②オラトリオ「メサイア」の中で歌われる《ハレルヤ・コーラス》。

② ハープ協奏曲《オルガン協奏曲第6番》
(ロンドン生まれの、吉野直子によるハープ演奏)

④《王宮の花火の音楽》
(勇壮な響きを出すため管楽器と打楽器のみが使われた曲)

ヘンデルはオペラ・オラトリオ・カンタータチェンバロ・オルガンなどの他にも多くのジャンルの曲を作曲しているが、曲名だけでは知らないと思っているけれど演奏が始まると口ずさむ曲がいくつもある。

次回は、誰か?

候! ご期待! (林  記)

明治大学考古学の生みの親は逗子市小坪生まれです

 明大OBで一色に住んでおられる古要祐慶さんから「湘南考古学同好会々報142」をお送りいただきました。古要さんからはほぼ継続して記事を送っていただいていますが、今回は“前方後円墳の起源を求めて”と題して3回目の寄稿でした。中国の古い時代から日本の古墳時代の話を掘り下げた内容のためここでは触れませんが、「前方後円墳」と「明治大学考古学」について記してみます。 

 平成11年3月と4月に逗子市と葉山町の境界で大型の前方後円墳1号と2号が発見されて市民町民はじめ近隣住民に「考古学のロマン」を感じさせられたのは誰もが思い出されるでしょう。逗葉地区では古墳時代前期の遺跡発見はあっても古墳は初めてでした。あれから17年経ちますが、思い返すと葉山桜山団地西側の山頂で携帯電話の中継所建設工事に伴う樹木の伐採が行われたのがきっかけだったと思います。

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 近くに住む考古学愛好家の東谷洋之助さんが以前から前方後円墳ではないかと思っておられたので地元教育委員会を通じ県教育委員会に調査を依頼することとなり、その現地調査結果、前方後円墳であることが確認されました。2号も田村良照氏により発見され(財)かながわ考古学財団の試掘調査結果によると出土した壺形埴輪の破片等により4世紀後半(西暦350年~400年)に築かれたものとのことでした。2号古墳は明確な葺石を伴っていて県下最大(直径90m)はもとより県下前期古墳では初めての発見でした。

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 発見当時は明治大学考古学の大塚初重名誉教授が良く来られていて、古要さんは教授と頻繁に連絡をとっておられました。また明大OBの梅沢重明元群馬大学教授や水野正好奈良大学教授も来られていました。広大な農業生産地を背後に持たないのに何故前方後円墳が築かれたのか、前方後円墳がある富山県氷見市と同様に海運を支配した大和朝廷と関係が深い豪族が逗葉地区にいたのか等、多くの意見が出ていました。当時古要さんから古逗子湾と古長浦湾の陸橋は1.9~2.0㎞しかなく、東京湾の奥の丸木舟運航者は海難を恐れて南下したがらなかったため古逗子湾と田越川の役割は測り知れなかったのではと教えていただきました。中国大陸や朝鮮半島で建造された大型外洋構造船が相模湾から古逗子湾にも姿を見せるようになったわけです。以前、船津さん(現・名誉支部長)から逗子市と氷見市は何故かロータリー倶楽部で交流があったと聞いたことがあります。

 住民の関心が薄れる中にも保存を念頭に、国史跡指定、指定地の公有化、調査と学術的検証はすすめら今も発掘の準備がされています。

 この間、平成17年6月に逗子海岸に面するカンティーナ2階で総会を開催した際に、古要祐慶さんと東谷洋之助さんに「長柄桜山古墳群について」と題し記念講演をしていただいたこともありました。 

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 日本の歴史において馬や牛がいなかったと思われる邪馬台国や奴国は3世紀末に消息を絶ち、その後の4世紀の日本については中国の歴史にも登場しないので「謎の4世紀」と言われています。このあと馬具や埋葬した馬の骨が大量に出土するようになったので4世紀に朝鮮半島から騎馬軍団が到来して大和朝廷誕生の大きな動きがあったとする見方もあります。北朝鮮でも前方後円墳は発見されていて日本より300年程古いとのことです。日本で前方後円墳が作られたのは3世紀末から6世紀末までで東北地方から南九州まででと言われるなか、逗葉の前方後円墳が4世紀末という早い時代に作られたことは、古墳時代を中心に研究される大塚名誉教授にとって最大関心事だったと思われます。三浦半島では逗葉の古墳が発見される前は横須賀市長沢の熊野神社脇の円墳が最古で5世紀中頃とされていました。

 明治大学文学部考古学専攻は、1950年(昭和25年)に明治大学考古学研究室として創立しました。私立大学では初めてでした。創立者は後藤守一(しゅいち)氏で1888年(明治21年)鎌倉郡小坪村(現逗子市小坪)に生まれています。明治20年頃、当時小坪寺にあった鷺浦小学校(現小坪小学校)の校長として着任した後藤啓蔵氏の子として生まれたのです。明治22年に小坪(新宿を含む)、逗子、久木、山の根、池子、沼間、桜山が一緒になり三浦郡田越村となったので小坪は鎌倉から離れました。大塚初重名誉教授は教え子にあたり、以前古要さんからこの話を聞き、小坪で亡くなり墓も小坪の寺にあるようなことを耳にしたので、明治の考古学の創立者が逗子で生まれ 逗子に眠っているなら前方後円墳もありこれは大変なことだと思い、小坪の小坪寺(しょうへいじ・浄土宗)、正覚寺(浄土宗)、海前寺(時宗)、佛乗院(真言宗)を訪ねて後藤守一氏の墓を探したこともありました。住職に聞いても該当者無しということでしたが、小坪寺のすぐ下の草むらに日蓮宗の墓が幾つかあり、小坪寺は火災で焼失した報身院(浄土宗)と香蔵寺(?宗)が明治40年に合わせて再建されたので、ひょっとして廃止になった香蔵寺に墓があったのではとのロマンで終わっています。小坪には廃寺になった養生院という寺もあったそうでした。

 しかし後藤守一氏は小坪生まれには違いなく古要さんも住所を役所で調べられたが判らなかったとのことでした。亡くなられたのは小坪ではなく東京との情報もありますが場所は確認できていません。

 なお古要さんから次のような示唆もいただいています。「後藤啓蔵氏が校長として着任された頃は横須賀線が未開通だったので多分東海道線藤沢駅で下車し、近くを流れ柏尾川の水運を利用し船で河口の江ノ島近くまで行き、そこから三崎行の定期船に乗って小坪海岸で下船され着任されたと考えています。明治23年頃移動で小坪を離任される際は横須賀線が開通していたので小坪から船で田越川の逗子駅近くまで行き、そこで下船し逗子駅から横須賀線に乗られたと考えています。」とのことです。

 現在、後藤守一氏の墓は静岡県沼津市香貫山塩満寺(日蓮宗)にあり、小坪で生まれ沼津中学で学び東京高等師範を卒業、明治大学教授となり東京?で亡くなり沼津に眠っています。沼津の塩満寺は後藤守一氏のご先祖が出資者となり建立した寺とのことでした。大塚初重氏や古要さんも幾度かこの寺にお参りをされたとの手紙の添書きもありました。

 逗子葉山の明大卒業生の方には、明治大学考古学の創立者が逗子市小坪で生まれということもあり「考古学と前方後円墳」により関心を持っていただけたらと思い、このブログに掲載することにしました。         

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