2020/01/10背景変更 裕次郎灯台

お花見会を4年振りに異常ともいえる状況下実施しました

 年間行事のお花見会は、今年3月25日(土)10時からの開始を11時からに変更して桜山中央公園で開催予定にしていました。

 最近の天気予報は気象観測の精度向上でまず外れることがなくなっていますが、どういう訳かこのお花見会の1週間前頃から毎日の天気予報がコロコロ変わり当日の雨を心配させるようになりました。3年間続けてコロナで中止していたことと、「支部創立30周年記念お花見会」の位置づけにもしたかったので25日の好天を願うばかりでした。3月17日には小川さんから会場近くの道路の桜並木の開花情報も写真で送られてきていました。しかし28日(火)に延期いたしますとの連絡をせざるを得ないこととなりました。28日に実施となりましたがこれも異常ともいえる実施でした。

 

 

         明大校友会「お花見会」日程変更のお知らせ

逗子葉山地区会員各位 

 先に「お花見会」を4年振りに開催することになりましたのでご案内を致しました

が、予定の3月25日(土)の天候が小雨が強まるとの予報です。予報は2~3日

前や朝と晩で変わってきて23日15時現在は曇のようですが、降水確率40%で

気温も前日よりかなり下がると見込まれるため25日(土)を28日(火)に延期

することにしましたのでご連絡致します。 

 校友との一時の歓談を求めて散歩がてらお出かけ下さい。

 

 日時:令和5年3月28日(火)11:00~14:00

 場所:逗子市桜山 桜山中央公園

     JR逗子駅からイトーピア行バス 桜山公園バス停下車 

      *先の案内は土日ダイヤでしたが平日ダイヤにかわります。

    (JR逗子発:10:10,10:40、又は11:10,11:40)

 会費:無し 但し各自昼食と飲み物持参下さい。

 その他:

  1)ブルーシートの上に赤い毛氈を敷いたグループです。

        明治の小旗を2本ほど出しています。

        近くに公園内のトイレもあります。

  2)途中参加、途中退席、家族や知人同伴もOKです。

  3)参加申込不要ですが、参加の方で返信をいただければ幸いです。

 

     2023-3-23   逗子葉山地域支部 支部長 足立

 

*お花見会の内容は、参加者と参加を予定していた人への以下の報告の通りでした。 

     昨日のお花見会とカラオケご苦労様でした 

       メール:小川、根岸、鈴木達、山村、佐藤、鈴木悟

       FAX:豊田、綾部、高梨、日向、川崎、 

 昨日の延期したお花見会は開催できて大変良かったと思います。 

 参加予定者は足立、小川、根岸、鈴木達、山村、高梨、青海、石渡、日向、川崎、豊田佐藤哲夫、森夫人の13名で3月25日を28日に延期したため綾部、中山、秋元の3氏は不参加となっていました。鈴木悟、砂山の2氏は不参加から参加に変更の可能性も期待しましたが特に連絡は有りませんでした。 

 昨日は朝9時現在小雨が続いていて9:01高梨さん、9:02山村さん、9:11

青海さんから電話確認が入りました。山村さんは日向さんと参加予定だったとのことで

11時に雨が止むとは思えないとの意見でした。高梨さんは風邪気味とのことで、この

時点で状況から中止にして再延期は無しと返事をしましたので、山村さんと青海さんに

も同様の返事をしました。9:10小川さんに電話しましたが繋がらず、9:48佐藤

哲夫さんから風邪気味のため欠席のメールが入っていました。

 

 9:53小川さんから電話が入り桜山の天気予報では11時は雨が上がるのでともかく会場に行くしかないこと、カラオケ会場すなっく舞は急きょ店を開けてくれることになったので、お花見会後に行くことにしたとのことでした。3氏に中止と伝えたので青海さんに電話も繋がらず、山村さんには小川さんから電話をお願いした結果、山村、日向両氏はお花見会欠席もカラオケは参加となりました。

 

 ここ1週間の天気予報は毎日コロコロと変わり、前日も28日と29日は晴れの予想でしたが、前日夜からの雨が朝までつづいていたため参加予定者も当然中止と思って結局集まったのは場所取りの豊田さん、鈴木達さん、足立、根岸さん、小川さん、石渡さんの6名でした。11時にはほぼ止んでいましたが曇空でブルーシートと赤い毛氈は従来の場所から木の下へ、ついで石の長椅子のある場所の横と3回敷き直ししました。

 

 数日続いていた雨も小雨のためか地面はぬかるみにはなっていなかったので、雨上がりのお花見会を4年振りに開催し、見頃の山桜も愛でて中止にしなくて良かったの思いが深まりました。

 

 豊田さんには場所取りに加え缶ビール1箱分とシュウマイの差入れをいただき、各自持参の弁当、酒、ワインとつまみを回しながらマスク無しの屋外歓談宴会が戻ってきました。足立持参の携帯おかん器で石渡さん持参のワインをホットワインにして豊田さん以外の皆で飲みました。その後シューマイも紙コップに入れて温めましたが、紙は失敗で熱伝導率が低くあまり熱くなりませんでした。

  ガスボンベから携帯おかん器に変えました

 

 4年前のイノシシ年はイノシシ桜(ボタン桜)とイノシシ酒(ボタン酒)記載の配布物があって説明もしましたが、さすがにウサギ桜とウサギ酒のうんちく話は無しでした。兎酒はトシュと読むので陶淵明の「歓を得ては当に楽しみを作すべし 斗酒比隣を聚む」の詩を豊田さんに話しています。(嬉しい時は大いに楽しみ騒ごう。酒をたっぷり用

意して、近所の仲間と飲みまくろうの意)2年前に亡くなった西山さんが健在であれば

詩吟も出たと思うと残念な気がしました。出典は後日に豊田さん宛FAXとしました。

 

 お花見会なので盛りを過ぎたソメイヨシノ話も出ました。サクラの苗を頒布している「公益財団法人日本花の会」は病気に弱いなどの問題を抱えているソメイヨシノの苗木の販売を平成21年(2009)から取り止めていて現行のソメイヨシノに代えて神代曙(花色が淡紅色でやや濃くなる)を植樹するよう奨めているそうです。 

   ソメイヨシノ

 神代曙

 

 葉と花が一緒の山桜の大木が丁度見頃でした。初め大島桜と説明もありましたが、山桜に訂正でした。

 山桜

 大島桜

 

 13時近くに花見のグループも2~3組顔を出し、若手グループのお嬢さんに皆の写真を撮ってもらい開催の証拠としました。お礼に携帯おかん器を1個差し上げました。

 

 終って足立、小川、鈴木達、石渡4名はカラオケ会場に行き、間もなくして山村、日向の両氏が合流、17時過ぎまで暫くぶり石渡、日向両大先輩を交えて沢山歌を入れて聞き入り歓談をしました。お花見会の後なので最初「花」の歌詩が出てくる歌を唄おうということになって鈴木達也さんの「花の首飾り」でスタートし「熱き心に」「津軽平野」「四季の歌」「さざんかの宿」「くちなしの花」等出たと思いますが、あと思いつかずフリーの歌に変えました。白石さんが参加していれば「夜桜お七」が聞かれたと思います。 

 

 このメールは記憶力が落ちているので忘れないための備忘録で送っています。

                 2023ー3ー29   足立

 

豊田様

     陶潜(陶淵明)雑詩 

人生無根蒂 飄如陌上塵 分散逐風轉 此已非常身 落地爲兄弟 何必骨肉親 

得歡當作樂 斗酒聚比鄰 盛年不重來 一日難再晨 及時當勉勵 歳月不待人

 

人生《じんせい》根蒂《こんてい》無し 

飄《ひょう》として陌上《はくじょう》の塵《ちり》の如《ごと》し
分散《ぶんさん》して風を逐《お》いて転《てん》ず
此《こ》れ已《すで》に常《つね》の身に非《あら》ず
地に落ちて兄弟《けいてい》と為《な》るは

何ぞ必ずしも骨肉《こつにく》の親《しん》のみならん
歓《よろこび》を得《え》ては当《まさ》に楽しみを作《な》すべし
斗酒《としゅ》 比隣《ひりん》を聚《あつ》む
盛年《せいねん》 重ねて来たらず

一日《いちじつ》 再び晨《あした》なり難《がた》し
時に及んで当《まさ》に勉励《べんれい》すべし 歳月《さいげつ》人を待たず 

 

*** この報告で豊田さんからFAXで下記のような過分と思える意義ある返信がありました。蘊蓄披露はそろそろ止めようかなと思っていた矢先で受け止めていただいていることに感謝を込めて紹介しておきます。

 

 花見会の時 紹介された中国の詩人 陶淵明の雑詩 良い詩でしたね。私蔵本にありました。

 一冊は岩波 中国詩人選集4  陶淵明(名は陶潜 字は淵明或は字は元亮とも)

 一冊は筑摩 中華飲酒詩選32 50名弱の詩人中一番で350頁の中の30余頁

 雑詩とは一種の無題詩 十二詩中の「その一」が紹介の詩でした。

 人生無根蒂(人生根蒂無し) 蒂・・・木や野菜の実を幹につないでいる物

 

以下 ・・・歳月不待人まで、本では詳しく読み方を解説してありましたから私にも読めましたが、その上で足立さんの読みをなぞると もっとこの詩の良さが判る様に感じました。良い詩です。足立さんの読みの方が 読む人がもう少し膨らませて読めますね、だから基本の意味・解説を変えることなく多様な理解が出来ると思います。

 五言絶句や五言律詩にとらわれていません。あえて言えば絶句に律詩を加えて十二詩(十や十六詩もある)

いつも(お花見会で)蘊蓄を聞いているのですが、「よく種(資料)をみつける」ということで感じいっております。私は高校の教員の仕事の1/3は読書だと思っています。(残り1/3が授業更に1/3が部活動指導と生徒指導)。生徒の知的好奇心を刺激し、それに応えて膨らませていくために専門教育・科目だけでなく別の分野の読書も欠かせません。高校の教員の多くが読書に勢力をかけている訳ではなく、私を含めてダイジェストなレベルにとどまっている者の方が多いのが現状のような気がしますが、それだけに教員でない方の蘊蓄というよりもそれを越えたレベルアーツ(知的教養)の深さに憧憬を感じます。会報でそれをどの程度、紹介できるかは判りませんが逗子葉山地域支部の花見が陶淵明の言う飲酒・会食の楽しさに加えて、参加者の力によって知的交流に場になっていることを紹介できるといいなと思っています。花見は人数も予定を下回り、好状況の中での実施にはなりませんでしたが、内容的には成功と評価できるものだったと思います。有難うございました。(豊田)